水への信仰や祈りがテーマ『水 神秘のかたち』展 サントリー美術館にて

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12月16日(水)より、東京・六本木のサントリー美術館にて、“水”への祈りや信仰をテーマとする展覧会『水 神秘のかたち』が開催される。

この展覧会は、水にかかわる神仏を中心に、水にまつわる説話や儀礼、水に囲まれた理想郷や水の聖地など、水を源とする信仰に根ざした造形物を紹介するもの。四方を海で囲まれ、豊かな水の恵みを享受してきた日本では、弥生時代より水に対する信仰があったとされており、そういった水に対する感謝、祈り、信仰の歴史と奥深さをたどる展覧会となっている。

会場では、水を用いる神事・仏事にかかわる作例、水と深い関係のある社寺縁起、江ノ島、厳島、竹生島など、日本各地で盛んに信仰される弁才天、五穀豊穣を願う祈雨やその儀礼の中心的な本尊となる龍神、竜宮城に代表される理想郷、信仰を集める水の霊地や祭礼ほか、様々な角度から水の精神史を概観。弥生時代の銅鐸「流水文銅鐸」、室町時代の屏風「日月山水図屏風」、鎌倉~南北朝時代の「弁才天坐像」ほか、彫刻、絵画、工芸など、水の精神性をたどる造形物が多数展示される。

『水 神秘のかたち』は、2015年12月16日(水)~2016年2月7日(日)まで、サントリー美術館(港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階 東京メトロ・都営地下鉄「六本木駅」直結)にて開催。開館時間は10:00~18:00(金・土、12月22日、1月10日は20:00まで。1月2日は18:00まで)。休館日は12月22日を除く火曜(12月30日~1月1日。入館料は一般1300円。

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水 神秘のかたち-サントリー美術館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。