昨年9月に採択された「SDGs(持続可能な開発目標=Sustainable Development Goals)」を広める国連の公共広告に、UNICEF親善大使の黒柳徹子氏が出演。国連広報センターのウェブサイトやSNSでの配信に加え、東京都内の大型ビジョンで、30秒の動画が上映されている。
SDGsは、2015年を最終年とした「ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals, MDGs ※注)」の後継として、2030年までに達成すべき地球規模の課題を掲げた行動計画。
【※注:開発分野における国際社会共通の目標。2000年9月にニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットで採択された「国連ミレニアム宣言」をもとにまとめられた。極度の貧困と飢餓の撲滅など、2015年までに達成すべき8つの目標を掲げ、一定の成果をあげた】
「あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ」
「飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する」
「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」
といった目標をはじめ、教育、ジェンダー、気候変動、環境など、合計17のゴールからなり、それぞれ具体的な行動目標や削減目標を設定している。
5月に開催された伊勢志摩サミットでも主要な議題として取り上げられたSDGsだが、より多くの人にこれを知ってもらうため、黒柳徹子氏が公共広告に出演している。黒柳氏は、1984年にUNICEF親善大使に就任し、以来世界の子どもたちのための提言活動(アドボカシー)に尽力。動画では、
「世界をもっとよくしたい。世界の役にたちたい。そう思っている人は、おおぜいいる。でも、自分に何ができるか、何から手をつければいいのか、わからないんじゃないでしょうか?」
と、問いかけ、SDGsへの理解を促している。黒柳氏の広告は、公共広告は国連広報センターのYouTubeチャンネル(https://youtu.be/abBledG56zI)で視聴が可能となっている。
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【関連リンク】
・世界を変えるための17の目標、SDGs: 黒柳 徹子 UNICEF親善大使からのメッセージ-YouTube
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