7月30日(土)より、東京・角川シネマ新宿ほかにて、往年の“角川映画”を一挙上映する『角川映画祭』が開催される。
1976年、当時低迷していた日本映画界に大きな衝撃を与えたのが角川映画だ。角川映画は、「読んでから見るか、見てから読むか」をキャッチコピーに、映画界と出版界との大規模なメディアミックスを実現。メディアと書店で大々的にキャンペーンを行い、映画と原作本をともに大ヒットに導くという新たなビジネスモデルを作り上げた。
今回の映画祭は、角川映画の誕生から40年を記念し、厳選した作品を一挙に上映するもの。『犬神家の一族』『セーラー服と機関銃』『時をかける少女』『ぼくらの七日間戦争』『麻雀放浪記』『探偵物語』『Wの悲劇』『蒲田行進曲』『幻魔大戦』など、計48作品が上映される。『角川映画祭』は、2016年7月30日(土)から、角川シネマ新宿(新宿区新宿3-13-3 新宿文化ビル 東京メトロほか「新宿三丁目駅」徒歩2分)ほか全国順次開催。
7月26日からは、東京国立近代美術館フィルムセンターにて、角川映画の歴史をたどる展覧会『角川映画の40年』も行われる。会場では、当時の宣伝資料などを紹介。『角川映画の40年』は、7月26日(火)~10月30日(日)まで、東京国立近代美術館フィルムセンター(中央区京橋 3-7-6 東京メトロ「京橋駅」徒歩1分)にて開催。開館時間は11:00~18:30。休室日は月曜日および9月5日~9日。観覧料は一般210円。
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