9月17日(土)より、JR東京駅内の「東京ステーションギャラリー」にて、大正期の日本の西洋美術への熱狂と、それに影響を受けた近代日本美術の動向を、北山清太郎という人物を手がかりにひもとく展覧会『動き出す!絵画 ペール北山の夢 -モネ、ゴッホ、ピカソらと大正の若き洋画家たち-』が開催される。
和歌山県で生まれた北山清太郎(1888~1945)は、美術雑誌『現代の洋画』(後に『現代の美術』)を編集・出版。ゴッホやミレーなど、西洋の画家を紹介する一方、岸田劉生や木村荘八ら洋画家たちの活動を支援し、画家たちから“ペール北山”(ペール=父親、おやじ)と呼ばれた。
会場には、明治末から大正期にかけて紹介された西洋の美術作品や、それらに触発されて作品を生み出した日本の画家たちの作品が登場。ロダン、ドガ、セザンヌ、ピサロ、モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、ピカソ、岸田劉生、高村光太郎、萬鉄五郎、藤島武二、斎藤与里らの作品が展示されるほか、それまで日本人が制作したことがなかったアニメーションの制作に没頭し、国産アニメーションを発表した日本人のひとりとなった北山の作品や大正初期の国産アニメーションが紹介される。
『動き出す!絵画 ペール北山の夢 -モネ、ゴッホ、ピカソらと大正の若き洋画家たち-』は、2016年9月17日(土)~11月6日(日)まで、東京ステーションギャラリー(千代田区丸の内1-9-1 JR「東京駅」丸の内北口改札前)にて開催。開館時間は10:00~18:00(金曜日は20:00まで)。休館日は月曜日(9月19日、10月10日は開館)、9月20日、10月11日。入館料は一般1000円。
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