猫を飼っていると心筋梗塞のリスクが大幅に減少することが判明

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どうして猫を見ると癒やされるのか? 唐突ですが、そんな疑問を感じたことはありませんか。Eテレの科学教育番組『サイエンスZERO』では、2016年6月5日の放送回で、この疑問を科学的に追究しました。

毎回ひとつのテーマについて、世界中の最新の研究成果をもとに深掘りしていく同番組。「猫と人間の関係」を扱ったこの回では、犬よりも猫をなでているときのほうが脳は活性化するという事実や、猫が喉を鳴らすゴロゴロ音が、うつ病に効果のあるイルカの鳴き声と似ていることを紹介しました。

そして極めつきは、アメリカで行われた大規模調査の結果です。猫を飼っている人と飼っていない人、それぞれ約2000人を対象に、13年にわたって健康状態を調べたことで、「猫を飼っている人は心筋梗塞などで亡くなるリスクが40%減少する」ことが判明したのです。心血管系の病気の大敵はストレス。猫を飼うことでそれを防ぐことができるということは、猫は人間に癒やしを与えているのです。

同番組は、ほかにもUFOの謎に迫ったり、ワインが美味しい秘密に迫ったりと、科学に興味がない人もそそられる話題が盛り沢山。見れば人に話したくなるトリビアが満載の番組なのです。

『サイエンスZERO』
出演者:竹内薫、南沢奈央
放送開始:2003年4月9日~
放送時間:毎週日曜23:30~24:00

◆ケトル VOL.34(2016年12月14日発売)

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。