渡部陽一が実践 日本語が通じない国で円滑にコミュニケーションする方法

学び
スポンサーリンク

新年を迎えたからには、何か新たな目標を立てたいもの。「何かに挑戦したいけれども、その“何か”が見つからない」という人は、新しい外国語を覚えるのはいかがでしょうか。Eテレには、英語をはじめとして中国語、イタリア語、ドイツ語、フランス語ほか、多数の語学講座番組がありますが、思い切って『テレビでアラビア語』をオススメします。

アラブの世界は今、どんどん拡大しています。イスラム教の信者数は世界の宗教の中でキリスト教に次ぐ2位となり、ドバイやカタールには観光客が殺到。アラビア語を学ぶ日本人も増えてきています。しかし英語と違い、ほとんどの人にとってアラビア語は文字の読み方もわからない。基礎の基礎をわかりやすく教えなくてはなりません。

そこでアラビア語学習の道先案内人となってくれるのが、戦場カメラマンの渡部陽一さん。ゆったりしたテンポの話し方が特徴の人物ですが、実はこれ、日本語が通じない国で円滑にコミュニケーションするための工夫だそうです。

英語とアラビア語が話せる渡部さんでも、慌てて話してしまうと、相手が聞き取れなかったりします。しかし単語ごとに区切ってゆっくり伝えれば、ほとんどの国の人が理解してくれるというのです。

実際に番組でも、講師が話す例文を渡部さんがゆっくり繰り返すことで、初学者にも発音を聞き取りやすくしています。何度も中東を取材し、現地の人々と等身大の交流をしてきた渡部さんらしい現場の知恵です。

『テレビでアラビア語』
出演者:渡部陽一、エバ・ハッサン、オサマ・イブラヒムなど
放送開始:2008年10月1日~現在は再放送
放送時間:毎週木曜25:25~25:50

◆ケトル VOL.34(2016年12月14日発売)

【関連リンク】
ケトル VOL.34

【関連リンク】
芸能人海外留学の元祖は黒柳徹子? 人気絶頂期に取ったNY留学
タモリ、ホリエモン、妖怪ウォッチ…福岡がクリエイティブな街である理由
「サリーちゃん」放送開始50年 女の子が憧れた「進歩的ライフスタイル」
M・フリードマンがBABYMETALの演奏陣を絶賛 「曲作りと演奏は超A級です」

※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。