伝説的編集者の仕事と生涯をたどる『花森安治の仕事』展 世田谷美術館にて

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2月11日(土)より、東京・砧の世田谷美術館にて、『暮しの手帖』の編集者・花森安治の生涯をたどる展覧会『花森安治の仕事 ―デザインする手、編集長の眼』が開催される。

花森は、NHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』のモデルになった大橋鎭子とともに生活雑誌『暮しの手帖』(当初は『美しい暮しの手帖』)を創刊。衣食住にまつわる生活情報を基本にすえつつ、電化製品の商品テストを行ったり、食品の安全性を調べたりといった社会批評を織り交ぜ、「一切、広告を入れない」という独自の編集方針で、同誌を発行100万部に迫る雑誌に成長させた。

同展は、取材、執筆、制作、宣伝まで、雑誌にまつわるあらゆる部分を手がけた伝説的編集者・花森安治の仕事ぶりと生涯に迫るもの。会場には、誌面づくりの素材となった表紙の原画、写真、カット原画、自筆原稿や外部から寄せられた原稿、中吊り広告や新聞広告などが展示されるほか、『暮しの手帖』創刊以前の足跡、外部での仕事など、およそ750点の資料が展示される。

『花森安治の仕事 ―デザインする手、編集長の眼』は、2017年2月11日(土)~4月9日(日)まで、世田谷美術館(世田谷区砧公園1-2 東急田園都市線「用賀駅」徒歩17分)にて開催。開館時間は10:00~18:00。休館日は月曜(3月20日は開館。3月21日は休館)。観覧料は一般1000円。

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。