アイドルには興味がなくても、芸能人が特技を競う『TEPPEN』のピアノ部門で、乃木坂46の生田絵梨花の名前を覚えた人も多いはず。アイドルグループと音大生という2足のわらじを履く生田だが、その才能はどこから来ているのか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.130で、生田はこう語っている。
「自分に才能があるなんて、全然思ったことないです。才能がないから、やってないと不安だし、なんにもない人間になっちゃうと思っているから必死でやってるだけで。だって世の中にかわいい子はいっぱい、いくらでもいるし、歌とかピアノも私なんかよりうまい人はいっぱいいるし……。『まだまだだ』って思うから、『頑張んなきゃ』って思うんです」
そこまでストイックになれる背景には、音大の友達の影響もあるという生田。1日5~6時間ピアノを弾く友人たちを見ると、「私も頑張んないと」と思うという彼女だが、アイドルグループで活動し、音大でピアノを学び、ミュージカル女優という夢を追うのは苦しくないのだろうか?
「つらくなったときは、人に助けを求めちゃいますね。助けといっても、ぜんぜん軽い会話でいいんですよ。なんでもない会話をすることで、不安だったり悩みすぎちゃっている自分の心がふっと軽くなる。最近は乃木坂のメンバーに会うと、そういう感覚になることが多いです。まるで家族みたいに、お互いの成長を見守り続けてきた仲なので」
多彩な活動をする生田だが、気になる“卒業”については、
「アイドルっていつかは終わりが来るものなので。今考えることではないですが、メンバーの卒業があったりすると、ちょっと考えちゃいますね」
とのこと。生田は、
「年を重ねてもずっとステージに立ち続けていける人になりたいなっていうのが、私にとって1番大きな夢なんです」
と、語っている。
◆『クイック・ジャパン』vol.130(2017年2月24日発売/太田出版)
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