乃木坂46の生田絵梨花が、今年1月に20歳の誕生日を迎えた。グループではセンターに立ったこともある彼女は、小さな頃からピアノを習い、現在も音大に通う才女。もともとミュージカル女優志望だった彼女は、アイドルグループで活動することに疑問を抱いたことはないのだろうか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.130で、生田はこう語っている。
「やっぱりグループにいるっていうのは、大きな船に乗っかりながら進んでいる感じがして。ファンの方もたくさん応援してくださるし、大きい会場でライブもできるようになったけど、その一方で、『自分ひとりだったらなにができるの?』って考えるようになったんです。
グループはどんどん成長しているけれど、私自身は本当に成長できているのかがわからなくて。将来のことを考えたときに、もっと自分の実力をつけたい。そのためには、自分が今いるべき場所はここじゃないかもしれない、と感じたことはありました」
2014年に音大受験のために一時休業した生田。その時、「グループを卒業したほうがいいのかなって真剣に悩んだ」という彼女だが、ミュージカル『ロミオとジュリエット』のオーディションを受けたことで、「両方やる」という選択が正解だったことを確信したそうだ。
「もしも乃木坂じゃない自分がオーディションを受けていたら、萎縮して自分をなにも出せなかったと思うんですよ。でも、たくさんの人の前に立ってたくさんの人に楽しんでもらおうとしてきた乃木坂での経験が、オーディションのときに活かせたんです」
5月に出演する『レ・ミゼラブル』のオーディションでは、外国人の審査員に「君はなんて楽しそうに歌うんだ」と言われたという生田。アイドルとしてファンを魅了しながら、彼女の夢だったミュージカル女優に向けて、着実に階段を登っているようだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.130(2017年2月24日発売/太田出版)
【関連リンク】
・『クイック・ジャパン』vol.130
【関連記事】
・乃木坂・生田絵梨花 ミュージカル志望の少女はなぜアイドルに?
・秋元康 欅坂デビューシングルで選んだ“逆張り”の真の意図
・アイドルグループ脱退の16歳「シロクロはっきりさせたかった」
・欅坂46平手友梨奈「メンバーがいなきゃ私はなにもできない」