果物や野菜で顔を描く奇想の宮廷画家「アルチンボルド展」

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6月20日(火)より、東京・上野公園の国立西洋美術館にて、果物や野菜などを組み合わせた肖像画で知られるジュゼッペ・アルチンボルドの展覧会『アルチンボルド展』が開催される。

アルチンボルド(1526~1593)は、16世紀後半にウイーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で活躍した、イタリア・ミラノ生まれの画家。“奇想の宮廷画家”とも呼ばれるアルチンボルドは、果物、野菜、魚、動物、植物などを巧みに組み合わせて肖像画を完成させる特異な画風により、後世の画家にも大きな影響を与えた。

会場には、ハプスブルク家の神聖ローマ皇帝のために最初のヴァージョンが制作された連作『四季』《春》《夏》《秋》《冬》が日本で初めて一堂に展示されるほか、世界各地の美術館が所蔵する油彩10点や素描などおよそ100点が登場。さまざまなモチーフによって構成された、ユーモア溢れる寓意画の魅力を知ることができる

『アルチンボルド展』は、2017年6月20日(火)~9月24日(日)まで、国立西洋美術館(台東区上野公園7-7 JR上野駅徒歩1分)にて開催。開館時間は9:30~17:30(金曜・土曜は20:00まで)。休館日は月曜(7月17日、8月14日、9月18日は開館)、7月18日。入場料は当日一般1600円。

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アルチンボルド展

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。