5月31日(水)より、東京・六本木のサントリー美術館にて、最高の技法によって作られた「手箱」を紹介する展覧会『国宝《浮線綾螺鈿蒔絵手箱》修理後初公開 神の宝の玉手箱』が開催されている。
古来より人々は、大切なものを入れる「箱」を好み、きらびやかで美しい箱を仕立て、愛でてきた。「手箱」はその代表格で、身分の高い者がその時代の最高の装飾を施したものを所有し、とりわけ中世の手箱は「神宝」として神に捧げられるものにまで昇華。技と美が融合した名品が数多く存在している。
会場では、約50年ぶりに修理が行われた国宝《浮線綾螺鈿蒔絵手箱》(ふせんりょうらでんまきえてばこ)を修理後初公開。手間と技巧の限りを尽くした精巧な手箱の制作工程の秘密を紹介するほか、名だたる神社に伝わった手箱、贅を尽くした美しい手箱、不思議な逸話にまつわる品々、仏像の体内に納入されていた古代の化粧道具などが登場し、不思議な「玉手箱」の魅力を堪能できる。
『神の宝の玉手箱』展は、2017年5月31日(水)~7月17日(月・祝)まで、サントリー美術館(港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階 東京メトロ・都営地下鉄「六本木駅」直結)にて開催。開館時間は10:00~18:00(金・土、7月16は20:00まで)。休館日は火曜(7月11日は開館)。入館料は一般1300円。
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