歴ドル・小日向えり 歴女になったきっかけは「Tシャツ」

スポンサーリンク

横山光輝の『三国志』といえば、連載完結から30年が経っても読み継がれる名作。近年すっかり増えた「歴史好き女性=歴女」たちは、「横山三国志」をどんなふうに読んでいるのでしょうか? 元祖・歴ドルとして知られる小日向えりさんは、不思議な経緯で三国志にハマり、そして歴女になったそうです。

「横山光輝さんの『三国志』は歴史大作というよりも、連ドラ感覚で楽しめるマンガです。歴史アレルギーがある女性にこそおすすめですよ!」

女性タレントで唯一「三国志検定」の1級合格者である小日向さん。奈良出身で神社仏閣に囲まれて育ったこともあり、子どもの頃から歴史ものの作品には興味があったそうですが、本格的に三国志にハマるきっかけになったのは、意外にも「Tシャツ」だったと振り返ります。

「大学1年生のときに、個人制作の『インディーズTシャツ』のブームがあり、変わったTシャツを買い集めるのが好きになったんです。そこで出会ったのが、三国志オンリーのブランド(赤兎馬)でした。いろんな武将をモチーフにしたTシャツがあって、どれもかっこよかったんです」

特に小日向さんがひと目で気に入ったのが、張飛をデザインしたTシャツ。このかっこいいキャラクターは、いったいどんな人物なんだろう? そう疑問を持ったことから、三国志に関心を持つようになりました。

「その後、歴女の友人からすすめられて、夏休みに横山光輝さんの『三国志』を読みました。最初は理解できないところもあったのですが、読んでいくうちに次々と伏線が回収されていく物語が面白くて、どんどんのめり込んでいきました。結局、全60巻をあっという間に読み切りましたね」

歴史そのものというより、武将や軍師たちが織りなすドラマに惹かれていった小日向さん。「横山三国志」を読み終わると、歴史的背景についてさらに深く知ろうと考え、吉川英治の小説版『三国志』にも手を伸ばします。そして気がついたときには、自身もすっかり「歴女」になっていました。

◆ケトル VOL.37(2017年6月14日発売)

【関連リンク】
ケトル VOL.37

【関連記事】
三国志ファンにはおなじみの「ジャーンジャーン」を探してみた
デビュー当時のダウンタウンは浜田もボケる「Wボケ」だった
『前髪切りすぎた』でデビューの三戸なつめ 「別に切りすぎたわけじゃない」
℃-ute鈴木愛理 私服OKの高校に3年間制服で通学

※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

関連商品
ケトルVOL.37
太田出版