9月6日(土)より、千葉県千葉市の「千葉市美術館」にて、『ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信』が開催される。
鈴木春信は、錦絵が誕生した江戸時代中期に活躍した浮世絵師。それ以前は筆で色を付けたり、単色ないしは2~3色程度のものしかなかったが、春信は、富裕層の間で流行した絵暦の交換会をきっかけに、多色摺りの木版画技巧を生み出し、これが錦絵と呼ばれるようになった。美人画を得意とした鈴木春信は、平賀源内とも交流を持ったが、1770年に40代で急逝した。
この展覧会は、コレクションのほとんどが海外に渡り、国内で作品を見る機会が非常に少ない鈴木春信の作品を紹介するものだ。600点以上の春信コレクションを誇るボストン美術館から、選りすぐられた作品が来日。世界で1点しか確認されていない春信の初期の作品、錦絵の誕生、古典の名場面を描いた「見立絵」、恋人たちの姿、穏やかな日常などを描いた作品など、日本ではめったに見られぬ春信作品が会場を埋め尽くす。
『ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信』は、2017年9月6日(土)~10月23日(月)まで、千葉市美術館(千葉市中央区中央3-10-8 京成「千葉中央駅」徒歩10分)にて開催。開館時間は10:00~18:00(金・土は20:00まで)。休館日は10月2日(月)。観覧料は当日一般1200円。
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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。