12月13日(水)より、東京・市ヶ谷のミヅマアートギャラリーにて、根本敬展「樹海」が開催される。
この展覧会は、「特殊漫画家」として活動してきた根本敬が、“個人の意志を超えた大きな何かに突き動かされて”取り組んできたプロジェクト「根本敬ゲルニカ計画」で制作された作品を紹介するものだ。
同計画は、ピカソの名画『ゲルニカ』と同等サイズ(333.3×788cm)の巨大絵画を制作するもの。大田区京浜島にある鉄工所で進められ、制作過程では「新ゲルニカ」と呼ばれてきたが、完成作が公開された10月のイベント「鉄工場フェス」で、『樹海』という題名が発表された。
鉄工場フェスでは、七尾旅人、PBC、石野卓球、岸野雄一など、根本と縁のあるミュージシャンのライヴやDJなどとともに作品が披露されたが、「『樹海』を観る機会はもうないのか」という声が多数寄せられたため、ミヅマアートギャラリーにて展覧会の開催が決定した。
根本敬展「樹海」は、2017年12月13日(水)~12月24日(日)まで、ミヅマアートギャラリー(新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2F 東京メトロ「市ヶ谷駅」徒歩5分)にて開催。開館時間は火曜日から土曜日の11:00~19:00。入館は無料。
12月23日(土・祝)の18:00からは、山崎春美(痙攣詩人)による朗読「『樹海』をフルエる」と、会田誠による根本敬への公開インタビューが行われる。予約不要、入場無料(混雑状況によっては入場制限の可能性あり)。12月19日~24日は根本が在廊する予定だ。また、マンガ家のニコ・ニコルソンが制作過程に密着し、「美術手帖」で連載中のレポート漫画 『ゲルニカ計画』は単行本化が予定されている。
【関連リンク】
・根本敬展「樹海」-ミヅマアートギャラリー
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