1月3日(水)より、東京・広尾の山種美術館にて、近代日本画の第一人者・横山大観の生誕150年と没後60年を記念する企画展『生誕150年記念 横山大観-東京画壇の精鋭-』が開催される。
明治元年(1868)に茨城県に生まれた横山大観は、1889年に東京藝術大学の前身となる東京美術学校に第1期生として入学。岡倉天心や橋本雅邦の指導を受け、天心とともに日本美術院の創設に奔走した。常に新しい日本画を生み出し続けた横山は数々の名作を発表し、1937年には第1回文化勲章を受章。国民的画家として広く愛された。
企画展の会場には、初公開作品や、38年ぶりの展示となる作品を含め、山種美術館が誇る大観のコレクション全40点が登場。中国旅行の体験を基に描いた水墨画巻『楚水の巻』と『燕山の巻』、南画とやまと絵を融合させた『作右衛門の家』や、晩年まで描き続けた富士の絵など、多彩な大観芸術の魅力に迫る。さらに、小林古径、安田靫彦、前田青邨、東山魁夷、山口蓬春など、同館ゆかりの画家の作品も合わせて展示。近代日本画の魅力を堪能できる。
『生誕150年記念 横山大観-東京画壇の精鋭-』は、2018年1月3日(火)~2月25日(日)まで、山種美術館(渋谷区広尾3-12-36 JR・東京メトロ「恵比寿」駅 徒歩10分)にて開催。開館時間は10:00~17:00、休館日は月曜(1月8日、2月12日は開館、1月9日、2月13日は休館)。入館料は一般1000円。
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