『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)や『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮新書)などのベストセラーで知られる橘玲(たちばな・あきら)が、自らの若き日々についてつづった自伝的回想録『80’s エイティーズ ある80年代の物語』(太田出版)が、1月20日に発売された。
1959年生まれの橘は、2002年に国際金融小説『マネーロンダリング』でデビューし、マネーの裏側をリアルに描いて一躍話題に。2006年に『永遠の旅行者』が第19回山本周五郎賞候補になると、『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が30万部を超え、『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮新書)が47万部を超え「新書大賞2017」になるなど、立て続けにベストセラーを送り出している。
同書は、これまでほとんど語られることのなかった「若い頃に何をやっていたのか?」について、橘が語ったものだ。そこでつづられているのは、1980年代初めに「この世界の真実は社会の底辺にある」と思っていた大学時代から、阪神大震災、オウム地下鉄サリン事件が発生した1995年までをまとめた自伝的回想録的な物語。
マクドナルドの清掃バイトから最底辺のマスコミへ、やがてジャーナリズムのまっただ中に至った橘が、バブルがはじまり無残に崩壊するまで、何を体験し、何を感じ、何を考えたのか。「億万長者」になる方法を語る作家になる前の、長い長い“80年代”の青春が明らかになる。
『80’s エイティーズ ある80年代の物語』は2018年1月20日発売。定価1600円+税。
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