現在最新作『カンフー・ヨガ』が公開中のジャッキー・チェン。彼の映画といえば、命知らずなスタントの数々が有名で、合成も代役もなしに行われるスタントは、世界中の観客を驚かせてきましたが、その代償として負ったケガは数知れません。頭から足の先まで、いったいどれだけケガをしてきたのか調べてみました。
【腕の大量出血】
1978年の『蛇拳』の格闘シーンの撮影中、本物の刀で誤って切りつけられる。しかしこの映像はNGシーンではなく、なんと本編に採用された。
【両手の大火傷、骨盤脱臼】
1985年の『ポリス・ストーリー』で電飾ポールを滑り降りるシーンにより半身不随の危機に。スタッフのミスで電気が流れたままだったことが原因。
【胸骨脱臼】
1991年の『プロジェクト・イーグル』で、ぶら下がっていた鎖から落ちて脱臼。「なぜそんなところが……」というケガだったとか。
【右肩脱臼、膝の損傷】
1993年の『シティーハンター』でスケートボードを追跡するシーンの撮影中に発生。「数え切れない膝のケガの中でもっとも酷かった」そうだ。
【太ももの捻挫】
同じく1993年の『新ポリス・ストーリー』で2台のクルマに脚を挟まれた。捻挫といえば手首や足首だが、さすがにジャッキーはレベルが違う。
【右足首を骨折】
1995年の『レッド・ブロンクス』でホバークラフトに飛び移る際に骨折。医者に止められたが、ギプスの上から靴の絵を描いて撮影を続行した。
【肋骨損傷】
1998年の『WHO AM I?』でサイから振り落とされた。続けて2回、3回と挑戦したが、カメラにフィルムが入っておらず撮影できていなかった。
【尾てい骨損傷で一時的な半身不随】
2001年の『アクシデンタル・スパイ』で腰を強く打ち付け、一時的な半身不随状態に。これで一生の間に2度も半身不随の危機に陥ったことになる。
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