超能力ブームの火付け役ユリ・ゲラー 来日を決めた不思議な理由

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UFO、超能力、未確認生物、古代文明、超常現象など、数多くの謎と向き合ってきた雑誌『ムー』。超能力者、霊能力者、未来人、UMA、予言者……、これまで数々の“スター”を紹介してきた同誌ですが、最大級のスターがユリ・ゲラーです。日本中を釘付けにした「エスパー・オブ・エスパー」の彼ですが、来日の理由からして謎めいています。

1974年、テレビ番組「木曜スペシャル」で、中東出身の若者が物理的な力を加えずにスプーンを曲げる光景が放送されお茶の間が驚愕。「超能力」という言葉が浸透し、一大ブームが巻き起こりました。彼の名はユリ・ゲラー。超能力者です。

2018年3月発売の『ムー』が、1973年にCIAの検証実験でユリの能力が証明されていたと報じたのは記憶に新しいですが、同誌は長年にわたり彼を追い続けています。なかでも必読なのは、1983年4月号の〈緊急レポート「超人ユリ・ゲラーは再び日本で奇跡を起こすか!?」〉。以前より力が強まったというユリの来日に際し、超常現象ジャーナリストの矢追純一氏が書いたものです。

70年代初頭にユリを日本に呼んだのは何を隠そう矢追氏なのですが、ここでユリが来日を決めた理由が明かされています。それは、矢追氏と初めて対面する1か月前から夢で矢追氏を知っており、おそらく前世で兄弟だったから信用できるというもの。ユリ・ゲラーは1946年にテルアビブ(現・イスラエル)で、矢追氏は1935年に満州国・新京で生まれているので、お兄さんは矢追氏ということなのでしょうか。そう語るユリ・ゲラーもユリ・ゲラーですが、矢追さん、あなたは何者!?

◆ケトル VOL.43(2018年6月15日発売)

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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