岩手の酪農大家族の24年を追ったドキュメンタリー『山懐に抱かれて』 GWに劇場公開

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岩手県の山あいで酪農を営む大家族の24年を追いかけたドキュメンタリー映画『山懐に抱かれて』が、4月27日(土)より、東京・東中野の「東京ポレポレ東中野」にて公開される。

この作品の舞台は岩手県下閉伊郡田野畑村。5男2女の子どもと夫婦、9人家族の吉塚一家を追いかけたものだ。吉塚さんは、「みんなが幸せになる、おいしい牛乳をつくりたい」と、自らの手で山に牧場を切り拓き、四季を通じて牛を完全放牧。草だけを餌に育てる、困難を極める山地酪農に情熱を傾け、それを実践してきた。

取材をしたのは地元ローカル局のテレビ岩手。県内ローカルや日本テレビ系列NNNドキュメントで放送を続けてきたテレビ番組に追加取材と再編集を加え、一本の作品としてまとめ、開局50周年を記念して公開される。同番組は、2018年度の文化庁芸術祭賞テレビ・ドキュメンタリー部門優秀賞にも選ばれている。

プレハブの家でのランプ生活、家族で囲む楽しい食卓、大自然を駆け回り牛たちの世話をする子どもたち、新しいいのちの誕生、成長した子どもたちと父との衝突と葛藤、周囲の支え、仲間とともに踏み出したプライベートブランド設立への挑戦、第二牧場への夢──テレビ岩手が24年間にわたって追い続けた家族の姿がついに映画化される。映画化にあたっては、その牛乳を長年愛飲してきたという室井滋がナレーションを務めた。

『山懐に抱かれて』は、2019年4月27日(土)より、東京ポレポレ東中野にて劇場公開。

【関連リンク】
映画「山懐に抱かれて」予告編-YouTube
映画「山懐に抱かれて」公式サイト

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。