3月21日(木・祝)より、東京・上野の国立科学博物館にて、哺乳類の生存戦略に迫る特別展『大哺乳類展2』が開催される。
この展覧会は、2010年に開催され大好評を博した『大哺乳類展 陸のなかまたち/海のなかまたち』から9年、哺乳類の特徴的な能力である「ロコモーション=移動運動」を軸に、“食べる”“産む・育てる”際の作戦に迫り、哺乳類がどうやって生き残ってきたのかをたどるものだ。地球上のほとんどの環境に適応する哺乳類は、走る・跳ぶ・木に登る・泳ぐといった能力を持っている。同展では、そういった能力を検証しながら、哺乳類の生存戦略を探っていく。
会場では、「哺乳類大行進」と題し、150点以上の剥製標本を展示するほか、チーターの走り方、ブラックバックの跳躍力、テナガザルの樹上運動、イルカやラッコの遊泳などを最新の解析映像を駆使して紹介。アフリカゾウの全身骨格、体長16mのマッコウクジラの半身を模型で再現したユニークな骨格、12mのセミクジラの全身骨格などが登場する。さらに「食べる」では、草食、肉食、昆虫食など、食べるものによって異なる歯やあごの特徴を、「産む・育てる」では、オスからメスへのアピール方法やコドモの生き残り戦略などを解説。幅広く哺乳類の生存戦略に迫る。
『大哺乳類展2』は、2019年3月21日(木・祝)~6月16日(日)まで、国立科学博物館(台東区上野公園7-20 JR「上野駅」徒歩5分)にて開催。開館時間は9:00~17:00(金・土は20:00まで。4月28日~5月5日は20:00まで。5月6日は18:00まで)。休館日は月曜日(3月25日、4月1日、4月29日、5月6日、6月10日は開館)、5月7日。入館料は一般1600円。
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