海運王が集めた門外不出の美術品が一挙来日 『印象派への旅』展

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4月27日(土)より、東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムにて、イギリス出身の海運王・ウィリアム・バレルが収集したコレクションを紹介する展覧会『印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション』が開催される。

イギリス・グラスゴー生まれのウィリアム・バレル(1861~1958)は、10代の頃から家業を手伝い、船舶の売買で大成功すると、古今東西の美術品を収集。多くのコレクションは故郷に寄贈され、1983年に博物館「バレル・コレクション」として一般公開された。それらの品々は、「海外に貸し出さないこと」が寄贈の条件だったが、今回、博物館が改修工事により閉館されたため、来日が実現。日本を巡回することになった。

会場には、オーストラリアで開催されたドガの大回顧展の図録で表紙を飾った名画『リハーサル』をはじめ、ルノワール、セザンヌ、マネ、ブーダン、クールベ、コロー、ドービニーなど、印象派の画家を中心に80点が登場。そのうち76点は日本初公開となる。また、イギリス国内のフランス美術コレクションの礎を築いた画商・アレクサンダー・リードを描いたゴッホの肖像画も来日。長い間、イギリスでしか見ることの出来なかった作品が、会場にお目見えする。

『印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション』は、2019年4月27日(土)~6月30日(日)まで、Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F。JRほか「渋谷駅」徒歩7分)にて開催。開館時間は10:00~18:00(金・土は21:00まで)。休館日は5月7日、5月21日、6月4日。入館料は当日一般1500円。

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【関連リンク】
印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション-Bunkamura

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。