6月12日(水)より、東京・六本木の「国立新美術館」にて、現代のフランスを代表する作家、クリスチャン・ボルタンスキーの活動の全貌を紹介する展覧会『クリスチャン・ボルタンスキー ― Lifetime』が開催される。
ボルタンスキー(1944~)は1968年に短編映画を発表し、1970年代は主に写真を、80年代中盤以降は主にインスタレーションを制作。歴史、記憶、人間の存在の痕跡といったテーマで、世界各地で作品を発表してきた。ボルタンスキーは日本との関係も深く、近年では『大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ』や『瀬戸内国際芸術祭』にも参加している。
会場には、古着で壁を埋めた『保存室 〈カナダ〉』、電球が毎日3つずつ消え、会期最終日にはすべての電球が消える『黄昏』、大量の黒い衣服が積み重なってできた『ぼた山』ほか、初期代表作から最新作まで約45点の作品が登場。50年間の活動をたどる過去最大規模の個展となる。
「空間のアーティスト」と自らを形容するボルタンスキーは、「展覧会をひとつの作品のように見せる」と解説。初期作品から最新作までを時代順に紹介するのではなく、個々の作品を組み合わせ、一つの大きなインスタレーションとして構成される予定となっている。
『クリスチャン・ボルタンスキー ― Lifetime』は、2019年6月12日(水)~9月2日(月)まで、国立新美術館(港区六本木7-22-2 東京メトロ「乃木坂駅」すぐ)にて開催。開館時間は10:00~18:00(金曜、土曜は6月は20:00まで、7月・8月は21:00まで)。休館日は火曜。チケットは当日一般1600円。
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・【展覧会HP】クリスチャン・ボルタンスキー ― Lifetime
・クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime-国立新美術館
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