村上ショージ ギャラクシー賞受賞で生き方にも大きな変化

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今年2月、優れた番組を表彰する「ギャラクシー賞」に、千鳥が司会の旅番組『相席食堂』が選ばれた。『相席食堂』は、行き当たりばったりの旅をする芸能人のロケVTRに千鳥が突っ込むという異色の旅番組。受賞回は、「村上ショージが久しぶりに生まれ故郷に帰り、墓参りをしたり地元の仲間に会ったり……」という内容だったが、テレビ界の栄えある賞をもらったことで、ショージには何か変化が生まれたのか? 2019年6月26日発売の『クイック・ジャパン』vol.144で、ショージはこのように語っている。

「『ギャラクシー賞受賞したんですよ!』って言われても『お、おう』って(笑)。だって田舎に帰って、同級生に会って、墓参りしただけやん。

でも、あのロケがきっかけで、この間たまたま休みできたときにもう一度田舎に帰ったんよ。墓参り、ほんまちゃんとしてきたのよ。すごいきれいにして。ほんで死んだ親父とお袋に、約束してきてん。『もうギャンブルやめます』言うて。40年近くずっとやってるギャンブルを、やめます言うて。墓の周りの雑草刈った鎌を墓の後ろに置いて『今度、ギャンブルしたら、これで首切ります』言うて」

ショージの故郷は瀬戸内海に浮かぶ愛媛県今治市の大島。同回は、同じく島育ちの大悟が涙を浮かべるなど、笑いと感動が入り混じる放送となったが、ショージは改めて里帰りした際に、ロケでは行けなかった実家にも帰り、色々なことを思ったそうだ。

「竹藪の中に家があって、その向こうにずーっと坂があって。いつも親父がな、ゼエゼエ言いながら坂を帰ってきてた姿ってのはよく覚えてんねんけど。なんか、帰ったときに竹藪から『父ちゃーん』って叫んだら、まあ入江みたいになってるから、山に声がすごい響くねん。なんかな、俺涙出そうになったわ。親父いつも、この山の奥まで帰ってきてたんやなあとか、いろんなこと思うと」

里帰りをしたことで故郷や実家と向かい合ったショージは、「なんちゃら賞は知らん(笑)」とトボけたが、忘れられない仕事になったのは間違いなかったよう。64歳という年齢をまったく感じさせないショージは 、まだまだ我々を笑わせてくれそうだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.144(2019年6月26日発売/太田出版)

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クイック・ジャパンvol.144

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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