9月10日(火)より、東京・上野の東京都美術館にて、イギリスが誇る印象派・ポスト印象派の殿堂「コートールド美術館」のコレクションを紹介する展覧会『コートールド美術館展 魅惑の印象派』が開催される。
ロンドンにあるコートールド美術館は、繊維業で莫大な富を築いた実業家のサミュエル・コートールドが収集したコレクションを元に、1932年に設立された。フランスの近代絵画に魅了されたコートールドは、精力的に作品を集め、ロンドン大学に美術研究所が設立されると、コレクションを寄贈。作品が貸し出される機会は滅多に無いが、同館が改修工事に入るため、日本での展覧会が実現した。
会場には、マネの最晩年の傑作『フォリー・ベルジェールのバー』をはじめ、ゴッホの『花咲く桃の木々』、ルノワールの『桟敷席』、セザンヌの『カード遊びをする人々』、ゴーギャンの『ネヴァーモア』、モディリアーニの『裸婦』など、極めつけの名品ばかり約60点が登場。研究機関としての側面にも注目し、画家の語った言葉や時代の状況、制作の背景、科学調査により明らかになった制作の過程なども紹介し、作品を読み解いていく。
『コートールド美術館展 魅惑の印象派』、2019年9月10日(火)~12月15日(日)まで、東京都美術館(台東区上野公園8-36 JR「上野駅」徒歩7分)にて開催。開室時間は9:30~17:30(金曜日は20:00まで)。休室日は月曜日(9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開室)、9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火)。観覧料は当日一般1600円。なお同展はこの後、名古屋と神戸を巡回する。
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