今から500年前に亡くなった世紀の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチの未完成作品を実現させる『ダ・ヴィンチ没後500年 「夢の実現」展』が、東京・代官山の代官山ヒルサイドフォーラムにて開催される。
レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519)は、ミケランジェロ、ラファエロと並び、ルネサンス3大芸術家と呼ばれる人物。『モナ・リザ』『最後の晩餐』『ウィトルウィウス的人体図』など、画家として数々の傑作を残す一方、彫刻・建築・科学・数学・医学・天文学・音楽など、あらゆるジャンルで才能を発揮し、「万能人」と呼ばれた。しかし、その多才さゆえに残された芸術作品は少なく、現存する絵画は16点のみ。しかもその多くは未完成だったり、欠損していたりで、完全な姿で残っているものは4点しかない。
そこで東京造形大学は、ダ・ヴィンチの没後500年を記念し、すべての絵画をヴァーチャル復元する「Zokei Da Vinci Project」を始動。未着色のものに彩色を施したり、消失部分を科学的根拠に基づいて復元し、完成状態を再現した16点を会場で展示する。さらに、完成に至らなかったブロンズ製騎馬像、構想していた巨大建築物、当時の技術では実現できなかった工学系発明品なども縮小模型や3DCGなどで再現。ダ・ヴィンチが抱いた夢の一部を、500年後の今、実現させることを目指す。
『ダ・ヴィンチ没後500年 「夢の実現」展』は、2020年1月5日(日)~1月26日(日)まで、代官山ヒルサイドフォーラム(渋谷区猿楽町18-8 代官山ヒルサイドテラスF棟内)にて開催。開館時間:11:00~20:30(1月5日は12:00開館、1月8日水は15:00閉館)。観覧料は無料。
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