3月11日(水)より、東京・六本木の国立新美術館にて、古美術の名品と現代作家の作品を対比し、日本美術の魅力や奥行きを探る展覧会『古典×現代2020―時空を超える日本のアート』が開催される。
この展覧会は、江戸時代以前の名品と、8人の現代作家の作品をペアにして紹介することで、日本のアートの水脈を改めて見つめ直すものだ。テーマや造形の類似はもちろんのこと、技法、着眼点、オマージュ、パロディ……現代作家たちが偉大なる先輩からどんなインスピレーションを受け、それを作品として結実させたのかを比較することで、単独では見えてこない新たな魅力を発見する。
会場では、花鳥画、刀剣、葛飾北斎(浮世絵)、仙厓義梵(禅画)、円空(仏像)、尾形乾山(陶器)、曾我蕭白(絵師)の古美術品の名品と、川内倫子、鴻池朋子、しりあがり寿、菅木志雄、棚田康司、田根剛、皆川明、横尾忠則ら現代作家の作品があわせて約200点登場。近現代美術の作品を紹介してきた国立新美術館が、初めて本格的に古美術を扱う展覧会となる。
『古典×現代2020―時空を超える日本のアート』は2020年3月11日(水)~6月1日(月)まで、国立新美術館(港区六本木7-22-2 東京メトロ「乃木坂駅」すぐ)にて開催。開館時間は10:00~18:00(金・土は20:00まで、5月30は22:00まで)。休館日は火曜(5月5日は開館、5月7日は休館)。チケットは当日一般1700円。
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