延期になっていた『ルオーと日本展』が開幕 日本との関係に着目

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6月5日(金)より、東京・新橋のパナソニック汐留美術館にて、20世紀フランスを代表する画家ジョルジュ・ルオーと日本の関係に着目した展覧会『ルオーと日本展 響き合う芸術と魂 -交流の百年』が開催される。

パナソニック汐留美術館は、ルオーの作品を約240点所蔵し、世界で唯一その名を冠した「ルオー・ギャラリー」で常設展示を実施。初期から晩年までの絵画、さらに『ミセレーレ』『流れる星のサーカス』『悪の華』などの代表的な版画作品を収蔵している美術館だ。この展覧会は、梅原龍三郎、富岡鉄斎、松本竣介など、日本の多くの芸術家に強く影響を与えたルオーとの接点に注目。ルオーが日本の洋画史に果たした役割、日本におけるルオーの評価の特異性などについて紹介する。

1921年、梅原龍三郎がパリでルオーの『裸婦』を購入して帰国すると、その画風に魅せられる芸術家が続出。立て続けに作品が紹介されるとともに、ルオー自身も日本の芸術家と親交を結んだ。会場では、ルオーと日本の出会い、近代の日本画家たちがルオーの作品をどのように受容したのか、ルオーの作品が戦後どのように評価され、コレクションされたのかについて、作品や関連資料とともに解説。日本をキーワードに、ルオーの新たな側面に迫る。

『ルオーと日本展 響き合う芸術と魂 -交流の百年』は、2020年6月5日(金)~6月23日(火)まで、パナソニック汐留美術館(港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階)にて開催(4月11日から開催のものが延期)。開館時間は10:00~18:00。休館日は水曜(6月10日、6月17日は開館)。入館料は一般1000円。

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【関連リンク】
ルオーと日本展-パナソニック汐留美術館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。