今年1月にアニメ化された『映像研には手を出すな!』が、今度はドラマと映画で実写化される。実写版には齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波ら、乃木坂46のメンバーがキャスティングされているが、どのような経緯で実写化されることになったのか? 乃木坂46メンバー出演の映画『あさひなぐ』(2017年)をプロデュースした東宝の上野裕平プロデューサーは、2020年2月25日発売の『クイック・ジャパン』vol.148で、このように語っている。
「『あさひなぐ』を経て、齋藤飛鳥さんをキャスティングしたらハマりそうな作品を探していました。そこから企画を考えていくなかで、『映像研』にたどり着いたかたちですね。最初に小学館にお話を持ちかけたのは、第3集が発売されたタイミングだったと思います」
齋藤が演じる「浅草みどり」は人見知りが激しい女の子。上野さんは「本人の性格とかけ離れた存在になるのが新たな魅力を生む」と、キャスティングの意図を語るが、山下と梅澤はなぜ選ばれたのか?
「『あさひなぐ』では西野七瀬さんをはじめキャストがキャラクターとシンクロする部分があったと思うのですが、『映像研』では、自分とまったく別の人格をやりきる、というのがコンセプトでありチャレンジでした。水崎役の山下さんは演技の経験が豊富ですし、梅澤さんは、身長が高いのといじわるな顔が似合うと思ったので(笑)、金森に通じるものを感じました」
監督を務める英勉氏が乃木坂とタッグを組むのはこれで3回目。上野さんは、「(反応が)めちゃくちゃ怖いです(笑)」と語っているが、以前手掛けた『あさひなぐ』はマンガのファンからも高い評価を得ているだけに、今作も乃木坂ファンのみならず、原作のファンも満足する作品が期待できそうだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.148(2020年2月25日発売/太田出版)
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