「水戦争の未来」を避けるための一冊 『図解でわかる 14歳からの水と環境問題』

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人類が生きていく上で必ず必要な「水」について、カラー図版満載で解説する『図解でわかる 14歳からの水と環境問題』(太田出版/インフォビジュアル研究所)が、4月15日に発売される。

いま世界中で「水」が問題になっている。中国では、急増する人口に対して水資源が少なく、工業化による水資源の汚染や地下水の枯渇の危機が発生。北極圏では地球温暖化の影響で氷が溶け始め、海面上昇が観測されている。アフリカのサハラ以南の国々では未曾有の干ばつが発生。アメリカ中西部の穀倉地帯を灌漑する地下水脈も、あと50年で枯渇の可能性が指摘されている。日本では近年、水害が増加しており、温暖化による気候変動の顕著な影響が考えられる。

今回発売される『図解でわかる 14歳からの水と環境問題』は、SDGsの大切な課題である「水戦争の未来」を避けるための基本知識と最新情報を、分かりやすい図解で解説するものだ。同書は、「いま地球の水が危ない」「人と水の歴史」「水危機の現実とその原因」「水問題の解決のために」という4つのパートで構成。

・アメリカと中国、2大経済大国の水がなくなる?
・水をビジネスにした水企業が世界を覆う
・ローマ帝国 水は豊かさの象徴だった
・水環境の変化によって崩れていく生態系
・海水から真水をつくる技術で砂漠に巨大都市
・持続可能な暮らし方・水素社会がやってくる
・地球の水を守るために いま私たちにできること

など、様々な観点から水にまつわる環境問題について解説している。

『図解でわかる 14歳からの水と環境問題』(太田出版/インフォビジュアル研究所)は、2020年4月15日発売。1500円+税。

【関連リンク】
図解でわかる 14歳からの水と環境問題-太田出版

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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