10月6日(火)より、千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館にて、日本における「性差=ジェンダー」の歴史や変化をひもとく展覧会『性差の日本史』が開催される。
この展覧会は、昨今話題になることも多い男女の区分や位置づけが、日本の歴史の中でどのような意味を持ち、どう変化してきたのかを問うものだ。これまでの女性史研究の中で、新たに生まれてきたのが、「なぜ、男女で区分するようになったのか?」「男女の区分のなかで人びとはどう生きてきたのか?」という問い。その変遷をたどることで、誰もが自分らしく行きられる社会を築く手がかりを探す。
展示は、「古代社会の男女」に始まり、「中世の政治空間と男女」「中世の家と宗教」「仕事とくらしのジェンダー」「分離から排除へ」「性の売買と社会」「仕事とくらしのジェンダー」という7章で、古代~中世~近代~現代までを概観。重要文化財やユネスコ「世界の記憶」を含む280点以上の資料を通し、政治、仕事、暮らし、さらに「性の売買」という観点から、その歴史をたどっていく。
『性差の日本史』は、2020年10月6日(火)~12月6日(日)まで、国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市城内町117 「京成佐倉駅」徒歩15分)にて開催。開館時間は9:30~16:30。休館日は月曜日(休日の場合は開館し、翌日休館)。料金は一般1000円。
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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。