10月6日(火)より、東京・上野の東京国立博物館にて、日本の美術史上で特筆される「桃山時代」を探る展覧会『桃山―天下人の100年』が開催される。
日本史上では、1573年の室町幕府の滅亡から1603年の江戸幕府の開府まで、わずか30年だった安土桃山時代。織田信長と豊臣秀吉が政権を握り、織豊時代とも呼ばれる時期は、日本美術史上でも最も豪華絢爛な「桃山美術」「桃山文化」が花開いた時代でもあった。同展でたどるのは、鉄砲伝来の1543年から鎖国開始の1639年あたりまでの約100年間。信長、秀吉、そして徳川家康という三英傑が生きた激動の時代に、日本人の美意識がどのように育まれ、文化が形作られていったのかを、多数の名品によって探っていく。
会場には、狩野永徳や長谷川等伯らに代表される障屏画、志野や織部などの茶陶、戦国武将の甲冑、三英傑の書、足利家や徳川家の将軍の肖像画、金屏風や金扇子、千利休や古田織部ゆかりの茶器、刀剣など約230点が登場。展示される品々のおよそ半数が国宝と重要文化財という極めつけの逸品ばかりの展覧会となっている。
『桃山―天下人の100年』は、2020年10月6日(火)~11月29日(日)まで、東京国立博物館 平成館(台東区上野公園13-9 JR「上野駅」徒歩10分)にて開催(混雑緩和のため、事前予約制)。開館時間は9:30~18:00(金・土は21:00まで)。休館日は月曜(11月23日は開館)、11月24日。観覧料金は一般2400円。
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・特別展「桃山―天下人の100年」-東京国立博物館
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