中国絵画史を名画40点で概観 特別展『上海博物館 中国絵画の至宝』

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10月1日(火)より、東京・上野の東京国立博物館にて、中国最大規模の収蔵を誇る上海博物館の中から選りすぐった中国名画を展示する特別展『上海博物館 中国絵画の至宝』が開催される。

この特別展は、2013年1月2日に同博物館の東洋館がリニューアルオープンしたことを記念して開催されるもの。上海博物館に収蔵されている中国絵画を代表する名画の中から、初公開、一級文物を含む40件の名品を厳選することにより、五代・北宋から明清にいたるおよそ1000年にもおよぶ中国絵画の流れを辿ることができる展覧会となっている。

会場には、貴族が没落し、科挙に合格した官僚が社会を支配し始めた北宋、南宋から、モンゴル帝国が支配した元、中国を統一した明、中国最後の統一王朝・清までの名画が集結。北宋の文人画家・王シン(「シン」は言偏に先)や、雪舟が師事した明代の宮廷画家・李在、「奇想派(エキセントリックスクール)」と呼ばれる、人目を驚かすような怪奇な造形を得意とした呉彬など、中国絵画史に燦然と輝く画家の作品が集められている。

特別展『上海博物館 中国絵画の至宝』は、2013年10月1日(火)~11月24日(日)まで、東京国立博物館 東洋館(台東区上野公園13-9 JR上野駅徒歩10分)にて開催。開館時間は9:30~17:00(金曜および、11月2日、3日は20:00まで)。休館日は月曜(10月14日、11月4日は開館、10月15日、11月5日は休館)。観覧料金は一般600円。

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。