Licaxxxは、東京を拠点に活動するDJ、ビートメイカー、編集者、ラジオパーソナリティ。そんなLicaxxxが、『マニアックの扉』をワンテーママガジン「ケトル」で連載中。第9回目は、「踊る大捜査線」シリーズや『PSYCHO-PASS』などでも知られる日本映画界きってのヒットメーカーで、彼女にとってはヲタクの先輩でもあるという本広克行監督をゲストに迎えます。
「ケトルVOL.57」及びnote(https://note.com/kettlemagazine)で連載中の一部を紹介。
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今回のマニアックの扉は本広克行さんが登場。この連載で以前、SF遍歴を披露したが、その発端とも言える「踊る大捜査線」シリーズの監督である。
SFやアニメのヲタク先輩でもある本広監督作『ビューティフルドリーマー』、実は結構前から撮る話を聞いていたので、ようやく公開できたこのタイミングで、私、Licaxxx的に3年ぶり2回目の本広監督インタビューを敢行。しかもこの連載、マニアックというだけあって、インタビューが毎回濃くて載せきれない……ということで初のオンライン公開インタビューに。ネタバレ、内輪話、ヲタク特有の会話などなど今回も文字にしにくい部分で大いに盛り上がりつつ、“最近の本広監督”についてもいろいろと伺っています。
Licaxxx:オンラインサロンはどんな感じですか? 本広さんのファンが集まっているわけで熱意はあるとは思うんですけど。
本広:それが、意外とファンはいないんですよ!
Licaxxx:えっ、いない!?
本広:いないんです。「踊る大捜査線」も観ていない、みたいな(笑)。なんで僕のところに? と思いますけど、ありがたいことですね。とにかく現場に来てもらう方針で、優秀なスタッフも輩出しているし、やる気もすごくある人ばかりです。
Licaxxx:現在進行形の本広さんの現場から学べるわけですもんね、たしかにファンじゃなくても貴重なサロンかも。
本広:しかも技術を伝えるって、自分の頭の整理にもなるから。それこそ最近撮った『ブレイブー群青戦記―』では、それが活かされたカットもあるんですよ。
Licaxxx:おお~。
本広:「踊る大捜査線」の時に作った“ネットワーク捜査員”の仕組みにも似てるかなぁ。
Licaxxx:本広さんのそういうコミュニケーションの作り方がすごく面白いなと思います。映画の外側にも力を入れているというか。
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【プロフィール】
本広克行/映画監督、演出。映画・ドラマ・演劇・アニメ・ゲーム・MV・CMと、活動の場は多方面にわたる。自身が演出した人気ドラマの映画化『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』は実写映画歴代1位の興収記録。ドラマ「チャンネルはそのまま」で日本民間放送連盟賞グランプリ受賞。2021年3月には新作映画『ブレイブー群青戦記―』公開が控えている。
Licaxxx/DJ、ビートメイカー、編集者、ラジオパーソナリティ。2010年にDJをスタート。マシーンテクノ・ハウスを基調にしながら、ユースカルチャーの影響を感じさせるテンションを操り、大胆にフロアをまとめ上げる。イベント出演のほか、ビデオストリームラジオ「Tokyo Community Radio」の主宰、アンビエントを基本としたファッションショーの音楽など多数制作。
◆ケトルVOL.57〈2020年12月15日発売〉
【関連リンク】
・ケトル VOL.57-太田出版
・雑誌『ケトル』編集部 -note
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筆者について
Licaxxx
りかっくす。DJ、ビートメイカー、編集者、ラジオパーソナリティ。2010年にDJをスタート。マシーンテクノ・ハウスを基調にしながら、ユースカルチャーの影響を感じさせるテンションを操り、大胆にフロアをまとめ上げる。イベント出演のほか、ビデオストリームラジオ「Tokyo Community Radio」の主宰、アンビエントを基本としたファッションショーの音楽など多数制作。
本広克行
映画監督、演出。映画・ドラマ・演劇・アニメ・ゲーム・MV・CMと、活動の場は多方面にわたる。自身が演出した人気ドラマの映画化『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』は実写映画歴代1位の興収記録。ドラマ「チャンネルはそのまま」で日本民間放送連盟賞グランプリ受賞。2021年3月には新作映画『ブレイブー群青戦記―』公開が控えている。