声優の大橋彩香が、サード・アルバム『WINGS』を12月に発売。1月13日にはシングル『犬と猫と彩香』が発売された。昨年は声優として、TVアニメ『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』や『ハイキュー!!TO THE TOP』など多くのアニメやゲーム作品に出演し、多忙を極める彼女だが、サード・アルバムはどんな作品なのか? 2020年12月25日発売の『クイック・ジャパン』vol.153で、大橋はこのように語っている。
「1stアルバムは『起動 ~Start Up!~』というタイトルの通り、まさにアーティスト活動を起動した初々しい1枚でした。2ndアルバム『PROGRESS』は“進化する”という意味を込めて、もう一歩踏み込んだ作品になって。3rdアルバム『WINGS』は“羽ばたく”というテーマで、より大人っぽい表現ができたと思ってます」
アルバム・タイトルを踏襲し、「飛ぶ」「鳥」といった歌詞が多い『WINGS』。演じることが仕事の声優や俳優が音楽活動をする際は、素の部分を強調する例も多いが、彼女のコンセプトは異なっている。
「声優・大橋彩香が明るく・元気・笑顔みたいな印象を持っていただくことが多かったので、アーティスト・デビューもそういったスタンスの楽曲を打ち出したら、いま応援してくれているファンの皆さんに受け入れてもらえて。人間なのでもちろんそのイメージがすべてではないんですけど、私の一面であることは間違いないので、大事に守り続けている感じですね。奥底の素の部分を主張するよりは、そのほうがいいかなって」
結果として、ポジティブな楽曲が多い大橋。ただ、プロ意識の高さは筋金入りで、自分を追い込む姿勢は半端ではない。
「必要とされるために頑張っているところはあります。あとWikipedia の行数を増やすのが目標で。『今年は絶対に5作品以上に出てやる!』とか『ゲームも10本以上出るぞ』とか考えて、達成できないとすごい落ち込みます。(中略)求められていることに応えることが私の中ではプロだと思うから、皆さんに喜んでもらえることが第一ですね。誰かの支えになれたり元気づけられたら一番うれしいです」
2021年もシングル発売、アニメやラジオへの出演、5月にはワンマンライブと、スケジュールはびっしり。本人の希望通り、多忙な状況は当分続くことになりそうだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.153(2020年12月25日発売/太田出版)
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