「ドラえもん」を“読む”のではなく“鑑賞”する 『ドラえもん1コマ拡大鑑賞展』

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3月13日(土)より、東京・渋谷の渋谷PARCOにて、『ドラえもん1コマ拡大鑑賞展』が開催される。

この展覧会は、国民的マンガ『ドラえもん』の中から1コマを切り出し、拡大し、額装をして、まるで美術館のように鑑賞するものだ。『ドラえもん』にはストーリーがあるが、同展では、名作「おばあちゃんのおもいで」内の1コマや、宝クジに当たってのび太のママが絶叫するコマほか、とりわけ印象的な1コマをピックアップ。“漫画を読む”ではなく、“絵を鑑賞する”展覧会となっている。

会場に並ぶ1コマは、藤子・F・不二雄先生が描いた原画を高解像度でスキャンし、拡大して印刷・額装したもの。コミックスなどの紙媒体に掲載されたコマを拡大したものではないため、鉛筆で書かれた文字、貼り付けられた写植、修正されたホワイトの跡などをそのまま見ることができる。さらに会場には、川崎市にある藤子・F・不二雄ミュージアムの魅力を紹介するパネルも登場。また、展覧会の開催を記念して、オリジナルTシャツの受注販売も行われる。

『ドラえもん1コマ拡大鑑賞展』は2021年3月13日(土)~4月18日(日)まで、「ほぼ日曜日」(渋谷PARCO8階)にて開催。時間は11:00~20:00。入場無料。

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。