TV出演も多数、SNSでも話題のお笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一が贈る、身近なごみの処理の仕方を50問のクイズ式でまとめた書籍『ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本』がOHTABOOKSTANDの試し読みに登場!
本書の中から特に気になるごみの捨て方をピックアップしてご紹介します。(全7回)
私たちの捨てたごみは、ごみ捨て場で完結しません。その先のことを少し考えてみましょう。
※この記事は2019年8月に発売された『ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本』の内容をWEB用に再編成したものです。
Q.最終処分場の寿命はいつまで…?
みんなは回収されたごみはどこに行くと思う?
そうだね、清掃工場だね。よく知ってるね!
でもそのあとは知ってる? みんな清掃工場に運ばれたごみは消えてなくなると思っているかもだけど、ここでは灰になるだけなんだ。
この灰は最終処分場という所に行くんだけど、実は最終処分場の寿命は決まっているんだ。
あと何年もつと思う?
A.約50年くらい
たとえばみんなが10歳だとしたら、60歳になった時に最終処分場はごみで埋め尽くされるかもしれない。埋め尽くされたあと、ごみはどうなる?
実は本当にまだ何も決まっていないんだ。
ごみの行き場がなくなって街がごみで埋め尽くされたらイヤでしょ? だから今からリサイクルできるものはリサイクルして、なるべくごみを出さないことが大事なんだよ。
ちなみに「約50年」というのは東京近辺の話で、他の地域では「あと20年」とか「30年」というところもあるんだ。だから「買っては捨て、買っては捨て」っていう生活を見直そうね!
Q.ごみそのものを減らすには
じゃ、ごみそのものを減らす方法を考えてみよう!
どんな方法がある?
A.みんなが考えれば、いくらでもある
たとえば、可燃ごみから雑がみを抜くという方法があるね。その雑がみを集めてリサイクルに出せば、また紙になるよ。可燃ごみに出しちゃうと灰になっちゃうからね。
プラスチック資源回収がある地域なら、容器包装のプラスチックを可燃ごみから取り出してもいいね。他にはコンポストタイプの生ごみ処理機があるんだけど、これは生ごみを肥料にすることもできるんだ。きゅうりやプチトマトを作れるし、生ごみが減れば焼却炉の水分も減るから一石二鳥だね。実はこのコンポスト、ダンボールでも作れるから調べてみてね!
他にもどんな方法があるのかみんなで考えてみて!
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本書では他にも、使用済みのオムツやピザの箱、乾燥剤や保冷剤の捨て方について分かりやすく解説しています。『ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本』(滝沢秀一=文、ニコ・ニコルソン=イラスト)は全国の書店・電子書店で大好評発売中です。
この本を読んで、一緒に『ごみ育(いく)』を始めてみませんか?