今こそ読みたい ネイティブ・アメリカンが信じつづける物語 『虹の戦士』ポケット版が刊行

お知らせ
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「地球が病んで/動物たちが/姿を/消しはじめるとき/まさにそのとき/
みんなを救うために/虹の戦士たちが/あらわれる」

――ネイティブ・アメリカンに古くから残る言い伝えより

老婆と少年ジムに起こる、小さな奇跡――。ネイティブ・アメリカンが信じつづけてきた物語『虹の戦士』(英題:Warriors of the Rainbow)が、このたびポケット版として刊行、11月20日(月)より発売されます。

『虹の戦士』は、1991年に北山耕平が翻案し河出書房新社より刊行されたのち、1999年に太田出版より同名で刊行、2017年に『定本 虹の戦士』が刊行されており、30年以上にわたって読み継がれている物語。持ち運びしやすいA6判サイズで待望の再販となった。

『虹の戦士』旧版とのサイズ比較。
ポケット版(左)は可愛いらしいサイズとなった。『定本 虹の戦士』(右、2017年刊行)
『虹の戦士(ポケット版)』。
筆者の手が小さい方なのでわかりにくいが、本書は縦がスマホとほぼ同じサイズだ。

ポケット版へのあとがきには、新たに翻案・北山耕平のコメントが寄せらた。

本書は一九九一年の河出書房版、一九九九年の太田出版旧版、二〇一七年の同・定本版を経て、今度のリトルブック、ミニマルな形で四度目の刊行になります。最初に世に出てから三〇年以上の月日が流れました。ありがたいことに本書を求める声は年を追うように高まり、よりシンプルで無駄の少ないものを世に問う誰の手にも渡せる版を残そうということになり、今回、古くからの友人でデザイナーの白谷敏夫氏の手をお借りして、ポケット版『虹の戦士』をあなたに渡せることになりました。
この優しい本が、そして、この物語が、いつまでもあなたの力になりますように。

本書収録「二〇二三年ポケット版へのあとがき」より

『虹の戦士』ポケット版は11月20日(月)より刊行、A6判上製、200ページ。1,760円(本体1,600円+税)。