来年1月の生誕100年を前に、三島由紀夫が愛した店や旅行先、執筆場所、作品の舞台などを紹介するガイドブック『三島由紀夫 街歩き手帖』が、8月20日(火)に発売されます。著者は三島作品の論考も手掛ける横山茂彦。また、本書では三島による最後の作品『豊饒の海』の謎解きにも試みています。
文学には「住所」がある。
『三島由紀夫 街歩き手帖』太田出版ウェブサイト、書籍案内文より
三島作品の舞台や執筆場となった、数々の店や場所、風景。
「行って、馳せる」読書を愉しむための新ガイドブック!
本書は3部から構成。第一部は「三島由紀夫が愛した店」と題して、ランボオ(神保町)、東京會舘(丸の内)、末げん(新橋)、福田屋(千代田区紀尾井町)、弁天亭(現森本、渋谷区道玄坂)などなど、都内に実在する・実在した店を紹介しています。
第二部では、新婚旅行など全国での旅先の宿と店を紹介。掲載店は、万平ホテル メインダイニングルーム(軽井沢)、Poppy(横浜市中区)、強羅環翠楼(箱根町強羅)、明治記念館(千代田区内幸町)、柊家旅館(麩屋町)ほか多数。
第三部では、三島による大作、最後の作品となった『豊饒の海』の謎や、舞台となった場所、作中人物のモデルにも迫っています。
このほか、気になるコラムも多数! 収録コラムは以下の通りです。
三島由紀夫とお酒/三島由紀夫のスィーツ/短編小説『橋づくし』の風景/銀座と三島由紀夫/三島と船舶/怪奇小説『月澹荘綺譚』について/三島文学における乗馬/自決三部作/『金閣寺』のモデルと風景
本書に掲載されているお店は一部休業・閉店もありますが、今もなお営業中の老舗も多数! ぜひ、三島作品に想いを馳せながら、ゆかりある場所を訪れてみては? 『三島由紀夫 街歩き手帖』は、2024年8月20日(火)発売。四六判、280ページ。