もしこの世から、男性が絶滅してしまったら──?
カナダ発のフェミニズム・コミック『女だけの世界へようこそ』(原題:Woman World)が、10月29日(火)に翻訳刊行されます。
本書は、男性が絶滅し“女だけ”になってしまった未来の生活を描いた、アミンダー・ダリワルによるグラフィック・ノベル。女だけの穏やかな日常や、ささやかな生活を、ギャグをたっぷり交えて描写しています。
本書紹介文より
ある研究者は、地球上のすべての男性に関わる致命的な細胞の欠陥を見つけた。その予見どおり、やがて研究者自身をも含む、地球上のすべての男性が一掃されると、女性だけの世界「ウーマンワールド」が生まれた──。
女性たちは、お互いに寄り集まって村をつくり、社会を再構築しようとする。
残された精子バンクや、骨髄から幹細胞を抽出する新技術のおかげで、男がいなくても子どもをもうけることも可能になった新世界では、過去の遠い文明を覚えているのは、おばあちゃんたちだけ。
生理中の村民は丁寧にケアされ、新世界で生まれた子どもは、村で見つけた鋭利なハイヒールを「工事用の靴」だと思い込む。村長は常に全裸でも、村ではあたりまえのこと。
「女だけ」の穏やかな日常やささやかな生活を、ギャグたっぷりに描いたグラフィック・ノベル。
Instagramで話題のコミックが待望の翻訳出版!
当コミック原作は、著者アミンダー・ダリワル自身によるInstagramへの投稿で話題となった作品群。カナダにて2018年に書籍化され、このたび山本みきによって待望の日本語訳での出版に至りました。巻末にはマンガ家・瀧波ユカリによる解説も収録。また、帯には田房永子・瀧波ユカリが推薦コメントを寄せています。
つまり、誰も支配されていない
── 田房永子(作家)
旧世界の私たち女性の痛みを
知るよしもない、
彼女たちがいとおしくてたまらない
── 瀧波ユカリ(作家)
『女だけの世界へようこそ』は、2024年10月29日(火)より全国書店で順次発売、266ページ。以下に、本書の一部をご紹介します!