原画展も開催! 伝説の漫画家・華倫変『カリクラ』復刊 未収録カラー原稿&ラフイラスト初収録

カルチャー

没後20年を超えてもなおカリスマ的人気を誇る漫画家・華倫変によるコミック『カリクラ 華倫変倶楽部』に単行本未収録のカラー原稿&ラフイラストを初収録した『完本 カリクラ 華倫変倶楽部』が、2025年5月27日(火)に刊行されます。

また、これを記念した「華倫変原画展」が、いよいよ5月23日(金)~25日(日)に開催。会場ではコミックが先行発売されるほか、オリジナルグッズの取り扱いも発表されています。

夭折の天才・華倫変、早すぎた傑作群
現実と非現実のあわいを描いた伝説の作品集

『完本 カリクラ 華倫変倶楽部』は、2002年に刊行された『カリクラ 華倫変倶楽部』上・下巻を合本し再編集。さらに、新たに発見された「赤い鎖骨」「AV」「究極タイガー ボンバーナイツ」等のカラー原画やラフイラストが収録されます。ブックデザインは久持正士。帯には、魚豊(漫画家)、TaiTan(ラッパー)、(ホラー作家)、にゃるら(作家)らの豪華推薦文が掲載されています。

露悪になりきれない感じとか、諦めに潜伏した期待とか、不条理のフリした単にただ面白い会話とか、90年代の重力では見えなかった本性が、世紀末の終末感を突き抜ける明るい太陽光線が、サブカルぶったやつらを振り抜いて、今、再び、漫画界を照らす!
──魚豊(漫画家)

さっさと終わって欲しいのに、ずっと終わらない不条理な日常の記録。
ネタバラシが一生やってこない『水曜日のダウンタウン』のよう。
──TaiTan(ラッパー)

諦念も後悔もなく、ただそこにあるだけの絶望を、その漫画は景色みたいに描写する。
あの人の描く世界が、私はとても好きだ。
──梨(ホラー作家)

華のように醜く蟲のように美しい、幽玄の短編集。
──にゃるら(作家)

新発見されたカラーイラスト・ラフを展示
オリジナルグッズも販売

『完本 カリクラ 華倫変倶楽部』の刊行を記念し、東京・代官山のUPSTAIRS GALLERYにて「華倫変原画展」を開催。『カリクラ』の直筆原稿のほか、貴重なネームや、ラフイラストも展示される。さらに、今回発見されたカラー原画など、2023年に行われた「華倫変 没後20年追悼原画展」(大阪・モモモグラ開催)では展示されなかった原画も初公開!

会場では、オリジナル缶バッジ全4種、Tシャツ(2色・2サイズ)、複製原画3点を取り扱う。Tシャツと複製原画は受注生産で、通販での予約注文も可能。詳しくは『マンガ・エロティクス・エフ』Webサイトの案内をチェックしよう。

『完本 カリクラ 華倫変倶楽部』刊行記念 華倫変 原画展

会期:2025年5月23日(金)~25日(日)
   23日(金)14:00~19:00(最終入場18:30)
   24日(土)11:00~19:00(最終入場18:30)
   25日(日)11:00~17:00(最終入場16:30)
会場:UPSTAIRS GALLERY
   東京都渋谷区恵比寿西2-18-6 SPビル2F
   代官山駅 東急東横線(北口または中央口)より徒歩約3分
入場料:1,000円(税込、特典ポストカード2枚付)
主催:太田出版
協力:劇画狼/ピエール手塚

【5月23~25日】華倫変 原画展 開催&グッズ案内『完本 カリクラ 華倫変倶楽部』刊行記念
このたび、エフでもご活躍されていた夭折の漫画家・華倫変さんによる伝説の作品集『カリクラ 華倫変倶楽部』が、単行本未収録のカラー原稿&ラフイラストを初収録し『完本 カリクラ 華倫...

関連商品