累計23万部突破のデビュー作『夫のちんぽが入らない』や、第34回講談社エッセイ賞を受賞した『ここは、おしまいの地』の人気作家・こだまによる最新刊『ずっと、おしまいの地』が、2022年8月23日より順次発売。今作は、『ここは、おしまいの地』『いまだ、おしまいの地』に続く、“おしまいの地”シリーズ三部作の完結編となる。
10年以上夫に誕生日を告げられない話、マルチ商法に漬かった母の話、ヨガ教室で反コロナに目覚めた父など、当サイトOHTABOOKSTANDにて「おしまい定期便」として発表した5作品のほか、『Quick Japan』の連載「Orphans」(2020年10月~2021年12月)、こだまのブログ『塩で揉む』(2021年~)に掲載された珠玉のエッセイや日記に大幅な加筆・修正をし、ぎゅっと一冊に収録。
『ずっと、おしまいの地』発売を記念して、著者から届いたメッセージを読み上げたスペシャル動画や、特設サイトが公開されている。さらに本日、伊野尾書店にてサイン会の実施が発表された。
覆面作家につき、スペシャル動画では残念ながら本人出演とならなかった。しかし、サイン会では本人が会場に登場し、サインを行う予定だ(当たり前ではありますが、念のため記します)。
『ずっと、おしまいの地』(こだま著、太田出版刊)は2022年8月23日より順次発売、192ページ/四六判、1,650円(本体1,500円+税)。
『ずっと、おしまいの地』出版記念 こだま「本屋で覆面サイン会」
日時:2022年9月3日(土)17時~(終了次第撤収)
場所:伊野尾書店(地下鉄大江戸線中井駅A2出口となり)
東京都新宿区上落合2-20-6
参加条件:『ずっと、おしまいの地』を伊野尾書店でご購入いただいたお客様
※詳しい参加方法は伊野尾書店公式ブログ「伊野尾書店WEBかわら版」よりご確認ください。
著者こだまと、著名人からの推薦コメント
生まれ育った何もない集落を、
ちょっと変わった家族を、長続きしない仕事を、
責めてばかりの自分を、
書くことで少しずつ肯定できるようになった。
「おしまいの地」は私の原点です。
――こだま
言葉は自分のもの。伝えるためではなく、自分の中で言葉を醸造する。うっとりとする、地の果ての呟き。
――山崎ナオコーラ(作家)
傘をくれる本ではない。晴れをくれる本でもない。あなたが冷たい雨に打たれるとき、一緒にずぶ濡れになって笑わせてくれる本だ。
――木下龍也(歌人)
さみしいひとたちが、さみしくないふりをして生きているこの世界で、この本はちゃんとさみしい。
――永井玲衣(哲学研究者)
見てはいけないものを見たような、誰かの秘密を聞いてしまったような。そんな静かな独白が、小気味良い笑いを連れてくる。
――僕のマリ(文筆家)