昨年、テレビ界に登場した新たなスターがフワちゃん。YouTuber芸人として一躍ブレイクした彼女は、見た目も言動もインパクト抜群だが、その個性ゆえに学生時代は「めっちゃ怒られていた」という。バラエティ番組で大御所に果敢に絡んでいく姿には、見ている方がヒヤヒヤするような場面もあるが、怒られることについては1つの哲学があるようだ。2020年2月25日発売の『クイック・ジャパン』vol.148で、フワちゃんはこう語っている。
「大学生くらいのときに、『私のためを思って怒ってくれてる人』と、『自分の感情をただぶつけるために怒ってる人』の見分けがつくようになったの。感情をぶつけてる人はね、なんで怒ってるのか、理由を言わないの。『普通はそういう考え方はしない』とか、『理解できない』とか、言ってくるわけ。そう言われてもさ、『へえ、そう思うんだ! え待ってなんで?』って謎が残るだけだった。
(中略)反対に、なんでそう思うのか、どうして今私にそれを話してるのか、理由を言ってくれる人は、私のことを思って言ってくれてる。説教は、なんでもかんでも吸収するんじゃなくて、自分で心に役所ブッ建てて、関門を通過したものだけ反省すればおけ!」
普通の人は怒られれば落ち込んでしまうが、この考え方なら怒られたことでヘコむ必要もなく、逆にそれを肥やしにすることもできる。フワちゃんは尖ったキャラクターゆえに“アンチ”も存在するが、それさえも気にしないそうだ。
「私全然平気! アンチコメントって逆にちょっとおもしろいコメントとかもあるよ(笑)。この前は、『昨日、夢にフワちゃんが出てきてイジメられたから嫌い!』って書かれてて、『これ私マジで悪くなくね!?!?』ってみんなで盛り上がった(笑)。だからアンチコメントは『ツッコミ甲斐があっていいね!』って感じで気楽に捉えてるよ!」
芸能界には、売れっ子になった途端、プレッシャーに耐えきれず潰れていく者もいるが、「私は自分に自信があるのがデカイかも!」と語るフワちゃんには、そういった心配は無用。ポジティブなメンタルを持つ彼女がブレイクしたのは必然だったようだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.148(2020年2月25日発売/太田出版)
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