7月17日(金)より、JR東京駅内の「東京ステーションギャラリー」にて、今日のアートとデザインに大きな影響を及ぼした「バウハウス」を紹介する展覧会『開校100年 きたれ、バウハウス ─造形教育の基礎─』が開催される。
バウハウスは1919年、ドイツの古都ヴァイマールに開校した造形学校。ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエとともに、「近代建築の四巨匠」にも数えられるヴァルター・グロピウスによって誕生した。同校は、ヴァシリー・カンディンスキーやパウル・クレーなど、今もその名が知られる芸術家らが指導にあたり、優れた建築家やデザイナーが生まれたが、ナチスの弾圧によりわずか14年で閉鎖。しかし同校で実践された実験的な造形教育は、今日でも高く評価されている。
会場では、バウハウスの基礎教育を中心に、各教師の授業内容を紹介し、その一端を体験することが可能。そこから発展した様々な工房(金属、陶器、織物、家具、印刷・広告、舞台など)での成果や資料など約300点を展示する。また、日本からバウハウスに留学した水谷武彦、山脇巌、山脇道子、大野玉枝による作品や資料も紹介。合理的かつ実践的なデザインのエッセンスを再確認する。
『開校100年 きたれ、バウハウス ─造形教育の基礎─』は2020年7月17日(金)~9月6日(日)まで、東京ステーションギャラリー(千代田区丸の内1-9-1 JR「東京駅」丸の内北口改札前)にて開催。開館時間は10:00~18:00(金曜日は20:00まで)。休館日は月曜(8月10日、8月31日は開館)。入館料は一般1200円。
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・開校100年 きたれ、バウハウス ─造形教育の基礎─ -東京ステーションギャラリー
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