12月16日に新EP『令和二年、雨天決行』をリリースしたamazarashiが、MV『令和二年』を公開。実在する大仏に「プロジェクションマッピング」を施し、1万人以上が視聴した『amazarashi Online Live 末法独唱 雨天決行』の映像が公開されている。
『令和二年』は、コロナ禍で予定していたライブツアーの延期や、ボーカル/ギターの秋田ひろむが感じた「令和二年」を書き記した楽曲。リアル大仏にプロジェクションマッピングを施す演出で話題となった『amazarashi Online Live 末法独唱雨天決行』と同ステージで撮影編集された映像となる。
プロジェクションマッピングは、古来より疫病や災害に際して、救世の祈りを込めて建立されてきた大仏に、豪雨・大火・戦争・疫病・ガスマスクなど、あらゆる災禍をテーマとした映像を映し出したもの。ステージを照らす灯りは、「令和二年にやるせなかったこと」をテーマにTwitterで募集したものの中から選ばれたメッセージが、仏前に献灯された。MVでは、100分のライブ演出の全てを5分に詰めこみ、次から次へと豹変していく「雨曝大仏」の前で、秋田ひろむが「令和二年」のやるせなさを歌っている。
楽曲が収録されたEP『令和二年、雨天決行』には、『令和二年』を始め『馬鹿騒ぎはもう終わり』『世界の解像度』など5 曲の新曲に加え、初回限定生産盤には弾き語りの未発表曲『積み木』、インディーズ時代の楽曲『東京』など、全8曲が収録されている。さらに、秋田がこれまでリリースされたライブ映像作品よりセレクト。各タイトルに、当時の気持ちをポエトリーリーディングで紡いだ「amazarashi LIVE selection 2012 ~2019」の映像が90分を超える尺で収録される他、ステッカーセットが付属される。
【関連リンク】
・amazarashi 『令和二年』“A.D. 2020” Music Video | Giant Buddha Projection Mapping
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