9月22日、太田出版より『クリトリス革命 ジェンダー先進国フランスから学ぶ「わたし」の生き方』(アレクサンドラ・ユバン、カロリーヌ・ミシェル・著 永田千奈・訳)が発売された。
この本は、最新の研究をもとに、複雑で謎に満ちた器官「クリトリス」の秘密を解き明かすライフスタイル・ブックだ。2018年現在、フランスでは、オープンに性を語る昼のテレビ番組が人気を博している。同書は、そんなフランスで活躍する性科学者と人気ブロガー&ジャーナリストがつづった1冊。「クリトリス派しか存在しない」「驚くべきクリトリスの秘密」「クリトリスと親密につきあうために」など、女性はもちろん、男性が読んでも性の価値観をアップデートできる書となっている。
著者は、性科学者のアレクサンドラ・ユバンと、人気ブロガー&ジャーナリストのカロリーヌ・ミシェルの2人。ユバンは2010年、ポジティブなセックス・ライフを提案する〈セクゾ・ポジティブ〉を創立。ベルギー・ブリュッセルのサン・リュック大学病院で臨床も行っている。フランス、ベルギーを拠点にTVコメンテーター、講演、執筆などの活動を通して、性科学の正しい知識を伝えつづけている人物だ。
一方のミシェルは、フリーランスのジャーナリストとして、心理、セックスのテーマを中心に女性誌に寄稿。セックスや妊娠をテーマにしたブログも人気を集めている。2015年には、ユバンと共著で『Je sexopositive!』(『ポジティブ・セックス』未訳)を刊行しており、本書はユバンとの2作目の共著となる。
読者からは、
「タブー視するからこそ、蔑視が行われるのではないか」
「自分の体のことなのに知らない事が多すぎる」
「むしろ世の男性よ、読んでほしい!なぜなら女性からはやはり言い出しにくいことだから」
といった声が寄せられている『クリトリス革命 ジェンダー先進国フランスから学ぶ「わたし」の生き方』は2018年9月22日、太田出版より発売。2000円+税。
【関連リンク】
・クリトリス革命 ジェンダー先進国フランスから学ぶ「わたし」の生き方-太田出版
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