『国際有機農業映画祭』でトマト缶の裏側を描く「トマト帝国」日本初上映

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11月18日(日)、東京・市ヶ谷の法政大学市ヶ谷キャンパスにて、『国際有機農業映画祭』が開催される。

『国際有機農業映画祭』は2007年に第1回が開催され、今年が12回目。有機農業をさらに推進拡大させるための一助として、有機農業に関係する優れたドキュメンタリー作品を紹介するためにスタートしたこの映画祭は、単に有機農業や食の安全といった問題のみにとどまらず、自然と人との関係の在り方やそれを支える価値観、社会のつくり方といったといったところまで視野を広げ、“思想としての有機農業”を考える構成をめざしている。

今年度は、トマト缶の生産と流通の裏側を暴き、フランスでもっとも権威あるジャーナリズム賞「アルベール・ロンドル賞」を受賞した『トマト缶の黒い真実』(ジャン=バティスト・マレ・著 田中裕子・訳/太田出版)をドキュメンタリー化した『トマト帝国』の日本初上映が実現。YouTubeでは、著者のジャン=バティスト・マレのインタビューと予告動画が公開されている。

このほか、廃棄プラスチックに寄る環境汚染を問う『海 ― 消えたプラスチックの謎』、東京・世田谷で400年続く農園を追った『大平農園 401年目の四季』、蜜蜂の大量消失の謎に迫る『狂った蜂2』、遺伝子組み換えの食品がテーマの『たねと私の旅』の5作品が上映される。

『国際有機農業映画祭』は2018年11月18日(日)、法政大学市ヶ谷キャンパス(千代田区富士見2-17-1)にて開催。開場は9:30、上映は10:00~20:00。Webによる前売券の申し込みは終了しており、当日券が開場時間の9:30から発売される。参加費は一般2500円、学生と25歳以下は1000円。

【関連リンク】
国際有機農業映画祭
トマト缶の黒い真実-太田出版
ジャン=バティスト・マレ著『トマト缶の黒い真実』特設サイト-太田出版

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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