世界初公開の冷凍マンモス標本が来日 日本科学未来館『マンモス展』

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6月7日(金)より、東京・お台場の日本科学未来館にて、過去・現在・未来の角度からマンモスに迫る企画展『マンモス展』が開催される。

近年、地球温暖化の影響で永久凍土が溶け、約1万年前に絶滅したと言われるマンモスが次々と発掘されている。その中からは、遺伝情報の保存状態がよい細胞サンプルも発見されており、最先端のバイオテクノロジーにより、マンモス復活プロジェクトが進められている。この企画展では、発掘された実物のマンモスの冷凍標本や、マンモス復活プロジェクトを含めた最先端生命科学を紹介。絶滅種の復活についての倫理的な問題や生態系への影響などの課題も含め、最先端生命科学の今とこれからの生命科学のあり方について考える。

会場には、2005年に開催された「愛・地球博」で初めて公開され、大フィーバーを巻き起こした冷凍マンモスの頭部(ユカギルマンモス)をはじめ、世界初公開される冷凍標本『ケナガマンモスの鼻』、『ケナガマンモスの皮膚』(マンモスの後脚部分)などが登場。1977年に完全体で永久凍土から発掘された仔ケナガマンモス「ディーマ」の標本も38年ぶりに来日する。展示のために史上最大級の冷凍展示室を制作。冷凍標本の生々しい様子を見ることができる。

『マンモス展』は、2019年6月7日(金)~11月4日(月・休)まで、日本科学未来館(江東区青海2-3-6 新交通ゆりかもめ「テレコムセンター駅」徒歩4分)にて開催。開館時間は10:00~17:00。休館日は火曜(7月23日、7月30日、8月6日、8月13日、8月20日、8月27日、10月22日は開館)。入場料は当日大人1800円。

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。