7月9日(火)より、東京・上野の東京国立博物館にて、日本でも人気の高い「三国志」の貴重な資料や最新の研究成果を紹介する『特別展 三国志』が開催される。
この展覧会は、今からおよそ1800年前、中国で覇を競い合った魏・呉・蜀の三国の興亡の歴史をつづった「三国志」について、実物資料などをもとに、その世界の再構築を試みるものだ。正史や小説、さらにマンガ、ゲームなどで、いまだに非常に人気が高い三国志。同展は“リアル三国志”を合言葉に掲げ、その実像に迫る。
会場には、三国志研究史上最大の発見で、海外初出品となる河南省の曹操高陵出土品や、呉の皇族クラスの墓と目される江蘇省の上坊1号墓など、最新の発掘成果や、青銅製の関羽像、中国国外では初公開となる曹操の墓からの出土品などが登場。展示は、「曹操・劉備・孫権 英傑たちのルーツ」「漢王朝の光と影」「魏・蜀・呉 三国の鼎立」「三国歴訪」「曹操高陵と三国大墓」という5つの章で構成され、コラボレーション企画も予定されている。
『特別展 三国志』は、2019年7月9日(火)~9月16日(月・祝)まで、東京国立博物館平成館(台東区上野公園13-9 JR「上野駅」徒歩10分)にて開催。開館時間は9:30~17:00(金・土は21:00まで)。休館日は月曜、7月16日(7月15日、8月12日、9月16日は開館)。観覧料金は一般1600円。
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