12月3日(火)より、東京・上野の国立科学博物館にて、電子楽器の誕生から100年の歴史を振り返る『電子楽器100年展』が開催される。
世界初の電子楽器と言われる「テルミン」が発明されたのは1919年のこと。ソ連の物理学者レフ・テルミンによって発明されたテルミンは、楽器には直接触れず、手の位置によって音の高さを調節するもので、レーニンが親しんだほか、伝説的なロックバンドのレッドツェッペリンが使用し、“楽器を奏でる”という行為に新たな地平を切り拓いた。
この展覧会は、電子楽器の歴史的変遷を、貴重な展示品、音と映像で振り返り、音楽の可能性を体感するものだ。テクノロジーの進歩とともに、シンセサイザーやリズムマシンなど、新たな楽器が発明され、それらが音楽の可能性を広げるとともに、時に批判にも晒されてきたが、100年という節目の年にあたる今、改めてその歴史をたどる。
『電子楽器100年展』は、2019年12月3日(火)~12月15日(日)まで、国立科学博物館(台東区上野公園7-20 JR「上野駅」徒歩5分)にて開催。開館時間は9:00~17:00(金・土は20:00まで)。休館日は12月9日。入館料は一般630円。
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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。