不貞を働いている者はなぜ健康診断の前夜に焼き肉に行くべき?

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ダメだと分かっていながら、それでもやってしまうのが「不倫」。もちろん不倫をしないのが一番だが、せめてバレないためにはどんなことを気をつければ良いのか? フリーライターのキンマサタカ氏がつづった『文春にバレない密会の方法』(太田出版)では、「食事」に関する注意点を紹介している。

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食事や酒席を共にすることで、その仲が一気に深まるという研究結果がある。食事の場を共にした相手に対して好意的な感情を抱いた、というデータが実際に多く残されており、「ランチョンテクニック」とも呼ばれ、セールスマンの営業や政治的な会食で使われる実践的な技にもなっている。

人は何かを食べているとき、「おいしい」という快感に支配されて、口の中の感覚に注意が向く。その結果、目の前の相手に対して批判する気持ちが失せる。食事を共にすることは、快楽を共にすることに等しいからだ。つまり、食事は伴侶の機嫌を維持する最低限の手段なのだ。逆に、せっかく作ってもらった食事を無にすることは、相手の静かな怒りに火をつけることになる。いらぬアラ探しが始まってしまうかもしれない。

夕食は必ず家で食べると決めよう。平日の密会も、食事は軽めに抑える。帰宅したら、妻の作った食事を美味しそうに食べる。きっと、残業が忙しくて、食事をする暇もなかった、と思ってくれることだろう。「遅くまでお仕事お疲れ様」という労いの言葉がちょっとくすぐったいが我慢してほしい。

一方、「焼き肉」を上手に活用する方法もある。久しぶりの恋に浮かれた結果、「脳内お花畑」の人が取りがちな行動パターンというのがあるらしい。それはたとえば、スマホを肌身離さず持ち歩く、帰りが遅くなるなど。頻繁に美容院に行ったり、おしゃれを始めるのも同じ理屈だ。「私は浮気を始めました」と公言しているに等しい。

痩せようと思い立つ男性も驚くほど多いらしい。それも恋をした途端に。 自分の醜さに気づくのはいいことだが、これではあまりにダイレクトすぎる。ただ、痩せたいという思いに蓋をする必要はない。健康な身体になることは、長い目で見て、あなたのためにもなる。

こんなときは、前日に焼肉を食べて、健康診断直前にはジュースを一気飲みだ。そうすれば、中性脂肪と血糖値は上がり、後日届く健診の結果には異常が記載されることだろう。これを伴侶に見せて、堂々とジムに通い始めればいいのだ。

『文春にバレない密会の方法』/キンマサタカ・著/太田出版/1111円+税

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文春にバレない密会の方法

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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